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2022.06.02

寝室に観葉植物っていいの?~おすすめ3選~

 

【第23回】寝室に観葉植物っていいの?~おすすめ3選~

自然の中で過ごすと癒されるように、室内の観葉植物を目にするだけでもリラックスすることを、みなさんも体感していると思います。
ノルウェー大学の研究では、仕事場に観葉植物が置いてあるだけで、疲労感やストレスが軽減されたり、仕事の生産性が向上したり、
病欠の減少などの効果が報告されています。

これほどメリットがたくさんある観葉植物を寝室にも取り入れたい!

そう思った人は少し注意が必要です。

 

寝室は北側にあることが多いため、薄暗くて湿気がこもりやすく、カビやダニ、細菌が繁殖しやすい環境です。
観葉植物を置くと、カビなどの発生率が高くなる恐れがあるためです。

寝室に置く植物は日陰や乾燥に強いものを選び、受け皿に水がたまらないように管理しましょう。

 

 

寝室におすすめ観葉植物3選

 

◎ サンセベリア

和名で「トラノオ」と呼ばれ、空気清浄効果が高い観葉植物として知られています。
主な原産地はアフリカの乾燥地帯なので、乾燥に強いのが特長。初心者にも育てやすい植物です。
日陰でも育ちますが、日光が入る明るい日陰が最適です。
ときどき明るい場所に移動させて、光を当てるようにしましょう。

 

 

◎ パキラ

丸みのある葉っぱが可愛らしく、観葉植物として人気の高いパキラ。
耐陰性があるので、寝室にも向いています。
真夏の直射日光は葉焼けを起こすので、半日陰で管理しましょう。
春から秋によく育ち、冬は生長が止まって休眠するので、冬は水やりを控えめにして
乾燥気味に管理するのがポイントです。

 

 

◎ モンステラ

うちわのような形の葉が特徴で、生長すると葉に深い切れ込みが入ってくる、人気の観葉植物です。
明るい日影が最適ですが、耐陰性が強い植物なので、日当たりが悪い場所でも育ちます。
ただし長期間置くと株が軟弱になるので、ときどき明るい場所に移動させましょう。

 

 

いずれも寒さに弱いので、冬は10℃以上を保つように管理しましょう。
寝室が暗くて移動が必要な場合は、リビングに置いて楽しむのがいいかもしれませんね。
植物を上手に活用して緊張をほぐし、快眠につなげていきましょう。

 


三橋 美穂(快眠セラピスト・睡眠環境プランナー)

寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな合う枕がわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。主な著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計115万部を突破した。https://sleepeace.com/