2022.02.01
スッキリ目覚める3つの方法
【第20回】スッキリ目覚める3つの方法
「朝、なかなか起きられない」
「寝ても疲れが取れない」
そんなあなたに試していただきたい方法をご紹介します。
1.目覚まし時計は遠くに置く
二度寝をしてしまう原因は、目覚まし時計が近くにあるからです。
目覚まし時計は、立ち上がらないと止められない場所に置きましょう。
立ち上がって「抗重力筋」という体の大きな筋肉に力が入ると、
交感神経が刺激されて目が覚める仕組みになっているからです。
二度寝、三度寝をすると、自律神経バランスが乱れ、起きた後も倦怠感が抜けにくくなります。
目覚まし時計はできるだけ遠くに置いて、1回で起きるようにしましょう。
2.耳を引っ張る
両手で左右の耳たぶを持って、グーッと引っ張ってパチンと放します。
それを 4~5回繰り返してみましょう。
耳には100以上のツボがあると言われ、とくに頭部に効くのが耳たぶです。
耳たぶを引っ張ることで脳が刺激され、だんだん目が覚めてきます。
簡単な方法なので、昼間の眠気を飛ばしたい時にもやってみてください。
3.朝日を取り入れる
なかなか起きられない原因の1つは、部屋が暗いことにあります。
まぶたを閉じていても脳は光を感知するので、起床時は部屋が明るい方が起きやすくなります。
オススメは目覚ましライトや、目覚ましカーテンを使うこと。
目覚ましライトとは、設定した起床時刻の30分ぐらい前から徐々に光が明るくなって、
朝日が昇るかのような自然な目覚めを促してくれるライトです。
目覚ましカーテンは、タバコの箱サイズの器具をカーテンレールに取り付けて、
スマホで起きたい時刻を設定すると、自動でカーテンが開くというガジェット。
ネットで検索してみてください。
これらを試してもスッキリしない人は、根本的な対処が必要になります。
睡眠時間が短すぎたり、不規則な生活で体内時計が乱れていると、
疲れが取れずスッキリ起きられないからです。
週末の朝寝坊は控えて睡眠・起床リズムを揃え、7時間前後の睡眠時間を心がけるようにしましょう。
三橋 美穂(快眠セラピスト・睡眠環境プランナー)
寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな合う枕がわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。主な著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計115万部を突破した。https://sleepeace.com/