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2020.06.03

心地よい眠りを誘う極上リラックス法-5選

 

【第2回】心地よい眠りを誘う極上リラックス法-5選

 

この数カ月間で生活が大きく変化した影響で、

「ぐっすり眠れない」

「日中スッキリしない」

そんな方も多いのではないでしょうか。

見えないストレスによって、自律神経のバランスを崩しても不思議ではありません。

 

寝る前には心身の緊張をほぐしてリラックスすることが、寝つきをよくして深い睡眠を得る秘訣です。
そこで、おすすめのリラックス法をご紹介します。

 

1. 入浴の灯りはキャンドルで

キャンドルの炎の揺らめきは、人に快適性や癒しを与える「1/f ゆらぎ」を持っています。
さらに温かみのある色と、ほのかな明るさは、リラックスできる要素を備えています。
キャンドルを眺めていると自然にマインドフルネス状態になりやすく、これにお風呂の温熱作用と浮力作用が加わって、
最高の癒しの時間になります。

 

2. アロマは真正ラベンダーを

眠りに良い香りといえば「ラベンダー」というイメージがあると思いますが、実は色々な種類があります。
眠りに効果があるのは、鎮静効果をもたらす成分を多く含む「真正ラベンダー」。
精油をコットンに1滴含ませてパジャマの胸ポケットに入れると、寝返りを打つたびにほのかな香りが漂います。

 

3. 「4-7-8呼吸法」で入眠準備

ストレスがかかると呼吸が浅くなってしまいます。スムーズに眠ることができるヨガの呼吸法をやってみましょう。
目を閉じて頭の中で数えます。

  • 鼻から息を吸いながら4つ数える
  • 息を止めて7つ数える
  • 口から息を吐きながら8つ数える
  • 4~10回繰り返す

4. 数字を100からカウントダウン

100から順に数字を減らしながら数えていく、とてもシンプルな方法です。ポイントはゆっくり数えること。
3秒に1つぐらいのテンポです。途中でいくつまで数えていたのか忘れたら、もう一度100から数え直します。
余計なことを考える隙がないので、脳の動きが鎮まって、いつのまにか眠ってしまいます。

 

5. 頭に「ん~」を響かせる

目を閉じ、人差し指で両耳が穴を塞いで「ん~」と頭に響かせましょう。
鼻から息を細長く吐きながら、ハミングするように軽くやるのがコツです。
ゆっくりと息継ぎをしながら1分間やってみてください。
指を離した瞬間に頭の中がシーンと静かになって、精神的なリラックス効果が期待できます。

 

ぜひ、いろいろ試して、自分にぴったりな方法を見つけてみてください。
毎晩の上質な眠りで、ストレスを上手にリリースしましょう。

 


三橋 美穂(快眠セラピスト・睡眠環境プランナー)

寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな合う枕がわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。主な著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計115万部を突破した。https://sleepeace.com/